人生談義上
岩波文庫・約 440 ページ
奴隷出身のローマの哲人が、精神の自由と幸福に生きる条件を語り、それを弟子が書き留めた本。
足は縛れても意志は縛れない、という強さが短い言葉から伝わってくる。
思いどおりにならない一日を終えた夜に。
この本について
ローマ帝国の時代、奴隷の身から哲学者となったエピクテトスは、何ものにも動じない生き方を貫いた。その語りを弟子が書き留めた『語録』の第一・二巻を収める。体は縛られても意志は誰にも支配できない、という考えを軸に、幸福に生きる条件を真剣に探っていく。読み終えると、自分の手の内にあるものが少しはっきりする。