ネガティブ・ケイパビリティ
朝日選書・約 250 ページ
答えの出ない事態に、すぐ結論を求めず耐えていく力。精神科医で作家の著者がその大切さを説く。
詩人が手紙に記した言葉から、医療や教育、芸術へと話が静かに広がっていく。
答えの出ない悩みを抱えた夜に。
この本について
ネガティブ・ケイパビリティとは、性急に答えを出さず、不確かさの中にとどまる力のこと。詩人キーツが手紙に書いたこの言葉を、精神科医で作家の帚木蓬生が、診察室での経験とともに読み解く。わかりやすい答えに飛びつきがちな時代に、分からないまま寄り添い続けることの意味を考える。