光秀の定理
角川文庫・約 450 ページ
牢人時代の明智光秀が、若い兵法者と博打打ちの破戒僧に出会い、乱世を上っていく話。
博打の理屈が戦の読みに重なり、人の運命を考えさせる。
ひとりで考えごとをしたい夜に。
この本について
1560 年の京で、牢人の明智光秀は若い兵法者の新九郎、辻博打を打つ破戒僧の愚息と出会う。幕臣になっても三人の縁は続き、やがて信長に仕えた光秀は初陣で城攻めを任され、愚息の「四つの椀」の博打を思い出す。必死に生きても、滅びる者と生き残る者が分かれるのはなぜかという問いが、読後も静かに残る。