限りなく透明に近いブルー
講談社・約 210 ページ
麻薬とセックスに溺れる若者たちの日々を、幻覚と陶酔の内側から描いた青春小説。
退廃を誇張せず静かに写す文章の奥に、澄んだ孤独が透けて見える。
眠れずに天井を眺めている夜に。
この本について
麻薬とセックスに明け暮れる若者たちの、危うい日々が描かれる。陶酔や幻覚の場面が続くのに、文章は不思議なほど平静で、誇張も嫌味もない。感覚が次々にあふれ出しながら、全体は冷静に組み立てられている。読み終えると、騒がしさの裏にあった孤独と、透明な感受性が残る。