罪の声
講談社文庫・約 540 ページ
父の遺品のテープに残っていたのは、未解決事件の脅迫に使われた、幼い自分の声だった。
声の主を追う男と新聞記者、二つの調査が重なり、事件に巻き込まれた子どもたちの人生が見えてくる。
古いアルバムを開いた夜に。
この本について
京都でテーラーを営む曽根俊也は、亡き父の遺品から古いカセットテープを見つける。そこに録音されていたのは、31 年前に日本中を騒がせた企業脅迫事件で使われた、幼い自分の声だった。同じころ、新聞記者の阿久津は、未解決のこの事件を追う企画に加わる。昭和の大事件の陰で、人生を狂わされた子どもたちの姿が浮かび上がる。