夜と霧の誘拐
講談社・約 660 ページ
晩餐会の夜に起きた少女の誘拐と、学院長の射殺が交差する本格ミステリ。
哲学者との議論と二つの事件の謎が、同じ夜の中で重なっていく。
長い議論にも付き合える夜に。
この本について
1978 年の秋、矢吹駆とナディアは、かつて密室事件のあったダッソー家の晩餐会に招かれ、ユダヤ人の女性哲学者と議論を交わす。その夜、運転手の娘が一家の一人娘と取り違えられて誘拐され、身代金を運ぶ役にナディアが指名される。同じ夜、私立校では学院長の射殺体が見つかる。二つの事件をつなぐ線を、駆が見すえていく。