汝、星のごとく
講談社文庫・約 440 ページ
瀬戸内の島で育った少女と、母の恋に振り回されて島へ来た少年。惹かれ合った二人の、15 年にわたる物語。
すれ違いとぶつかり合いを重ねながら、生きることの自由と不自由を描き切る。
映画を観て帰ってきた夜に。
この本について
瀬戸内の島で、家を出た父と心の弱った母のあいだで暮らす高校生の暁海と、恋に生きる母に連れられて島へ来た櫂。周りから浮いた二人は惹かれ合うが、夢を追って島を出る櫂と、母を置いて行けない暁海の道は、少しずつ離れていく。それぞれの家族を背負いながら、自分の生き方を選び取ろうとする 15 年。読み終えると、自由という言葉が少し違って見える。