なぜ働いていると本が読めなくなるのか
集英社新書・約 280 ページ
明治から現代まで、働く人たちと読書の関係をたどり、本が読めなくなる理由を考える。
自分の忙しさを責めるのではなく、社会の仕組みから読書を見直す視点がある。
本を一冊も開けなかった夜に。
この本について
働きはじめてから本が読めなくなったのは、自分の怠けのせいなのか。文芸評論家の著者は、明治の立身出世の時代から現代まで、日本の労働と読書の歴史をたどっていく。ほしい情報だけを求める今の社会では、読書に含まれる「ノイズ」が遠ざけられているのだという。全身全霊で働くことを見直す提案に、はっとさせられる。