ファイア・ドーム上
小学館・約 460 ページ
25 年前の誘拐殺人と噂に焼かれた地方都市で、燻り続ける因縁が新たな事件を呼ぶ話。
噂という炎が加害者にも被害者にも降り注ぐ、その熱と軽さが怖い。
噂話に疲れて、スマホを伏せた夜に。
この本について
25 年前、地方都市で百貨店の受付係が誘拐され、殺された。事件と報道は町を揺さぶり、噂は加害者だけでなく被害者の側にも向けられた。静けさが戻ったように見える今も町には因縁が残り、それが新しい事件を呼び込む。人はなぜ大きな事件に惹きつけられるのか、という問いが読後も燻る。