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商う狼

新潮文庫・約 400 ページ

永代橋の崩落で妻子を失った商人が、江戸の金の流れを変えようと動き出す。

刀ではなく金で世を動かす発想と、狼と恐れられた辣腕ぶりに引っぱられる。

仕事の段取りを考えあぐねる夜に。

この本について

甲斐の農家に生まれ、江戸で名を上げた杉本茂十郎は、永代橋の崩落で妻と子を失う。悲しみを力に変え、大胆な資金集めや流通の改革、古いしきたりの刷新に乗り出していく。強引な手腕から「狼」と畏れられ、やがて歴史の陰に消えた実在の経済人の姿を描く。金の流れがお上をも動かすという視点が、後に残る。

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