木挽町のあだ討ち
新潮文庫・約 350 ページ
芝居小屋の前で見事に果たされた仇討ち。その顛末を、二年後に一人の若侍が聞いて回る。
木戸芸者や衣装係など、芝居町の人たちが語る身の上話が、それぞれに味わい深い。
人の話をゆっくり聞く夜に。
この本について
雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで、若衆の菊之助が父の仇を見事に討ち果たした。二年後、その顛末を知りたいという若侍が、木戸芸者や殺陣師、衣装係ら、芝居町に生きる人々を訪ねて話を聞いて回る。語り手ごとに明かされる身の上話が胸を打ち、仇討ちの夜の情景が少しずつ形を結んでいく。