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檸檬

新潮文庫・約 250 ページ

得体の知れない憂鬱を抱えた青年が、一個の檸檬を手に、町をさまよう表題作ほか、短編集。

五感に訴える描写の鮮やかさで、ほんの数ページが忘れられない一場面になる。

本屋に寄って帰った夜に。

この本について

えたいの知れない不吉な塊に心を押さえつけられた「私」は、京都の町をさまよい、果物屋で一個の檸檬を買う。その冷たさと色に救われた彼は、丸善の書棚の前で、ある思いつきを実行に移す。病と憂鬱を抱えながら、研ぎ澄まされた感覚で世界をとらえ、31 歳で世を去った梶井基次郎の短編を集める。

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