砂の器上
新潮文庫・約 460 ページ
蒲田の操車場で見つかった遺体と「カメダ」という言葉を、刑事が追い続ける話。
わずかな手がかりを粘り強くたどる捜査の重さが、じわじわ効いてくる。
長い物語に浸りたい夜に。
この本について
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が見つかり、手がかりは東北訛りと「カメダ」という言葉だけだった。捜査本部が解散したあとも、老練な刑事の今西は別の事件の合間に執念深く調べを続け、断片的な事実を少しずつ拾い上げていく。だがその歩みをあざ笑うように、新たな殺人が重なっていき、追う者の孤独な重さが残る。