沈黙
新潮文庫・約 260 ページ
厳しい弾圧の中、棄教したという師の消息を追って、若い司祭が海を渡り日本に潜入する。
苦しむ人々の前で、なぜ神は黙っているのか。重い問いが、緊迫した物語とともに迫る。
祈るような気持ちの夜に。
この本について
島原の乱が鎮められた直後の日本。尊敬する師フェレイラが拷問に屈して棄教したという知らせを信じられず、若きポルトガル人司祭ロドリゴは、禁教の国に潜入する。隠れて信仰を守る農民たち、何度も裏切る弱い男キチジロー。殉教していく人々を前に、なぜ神は沈黙しているのかと、彼は問い続ける。