樅ノ木は残った上
新潮文庫・約 450 ページ
藩主が逼塞を命じられ揺れる仙台藩で、一人の宿老が藩を守ろうと決める話。
誰を信じてよいかわからない藩の空気が、張りつめたまま続いていく。
雨音を聞きながら過ごす夜に。
この本について
仙台藩主・伊達綱宗が放蕩を理由に幕府から逼塞を命じられ、翌夜には藩士 4 人が上意討として斬られる。疑いが渦巻く藩の混乱に乗じ、一門の伊達兵部と老中酒井雅楽頭が力を伸ばしていく。その企みに気づいた宿老・原田甲斐は、ただ一人で藩を守ると決める。権力の闇と、ひとりで背負う覚悟の重さが残る。