博士の愛した数式
新潮文庫・約 290 ページ
記憶が 80 分しかもたない数学者の家に、家政婦とその息子が通いはじめる。
数式の美しさと、毎日「初めまして」から始まる三人の時間が、静かに胸に残る。
やさしい話を読みたい夜に。
この本について
交通事故の後遺症で、記憶が 80 分しかもたない元数学者。その家に、シングルマザーの家政婦の「私」が通いはじめる。博士は彼女の 10 歳の息子を「ルート」と呼んでかわいがり、三人は数式と阪神タイガースの話で少しずつ結ばれていく。忘れられてしまう日々のなかに、確かに残るものが静かに描かれる。