きらきらひかる
新潮文庫・約 210 ページ
アルコール依存の妻と恋人のいる同性愛者の夫が、全てを許し合って結婚した後の日々。
傷つけ合っても離れられない二人の、奇妙で誠実な関係が静かに光る。
大切な人を思い浮かべる夜に。
この本について
笑子はアルコールに溺れ、睦月には男性の恋人がいる。二人は互いを受け入れて結婚したはずだったが、十日後の暮らしは説明しがたい形をしている。体の関係のない夫婦のあいだに、誠実さや友情、恋愛とは何かという問いが浮かび上がる。読み終えると、愛のかたちの幅が少し広がって見える。