自転しながら公転する
新潮文庫・約 660 ページ
母の看病で実家に戻った 32 歳の女性が、仕事と恋と家族のあいだで迷い続ける長編。
答えの出ない悩みをぐるぐる回る心の動きが、等身大のまま描かれる。
先のことを考えて眠れない夜に。
この本について
母の看病のため実家に戻った都は、アウトレットモールの服飾店で契約社員として働く。寿司職人の貫一と付き合い始めるが、結婚の形は見えてこない。頼りない店長やセクハラに悩む職場、一進一退の母の具合。正社員になるべきか、相手は彼でいいのかと揺れる心に、やわらかく寄り添う物語だ。