罪と罰上
新潮文庫・約 490 ページ
貧しい元大学生が、ある理屈を胸に強欲な金貸しの老婆を殺す。その後に始まる長い心の嵐。
熱にうかされたような主人公の思考と、街の重苦しい空気に、ぐいぐい引きずりこまれる。
長編に挑みたい夜に。
この本について
夏のペテルブルク。貧しさから大学をやめた青年ラスコーリニコフは、選ばれた人間は社会のために一線を越えてもよい、という考えにとりつかれ、金貸しの老婆を殺す。罪の意識と熱病に苦しむ彼の前に、家族のために身を売る娘ソーニャと、鋭い予審判事ポルフィーリーが現れる。人の心の嵐を描き切る大長編。