フランケンシュタイン
新潮文庫・約 460 ページ
生命の謎に取り憑かれた若い科学者が人造の生命を生み出し、その姿に恐れをなして逃げ出す。
怪物の側から語られる孤独と怒りが、怪奇小説にとどまらない深さを与えている。
遠くで雷が鳴っている夜に。
この本について
北極をめざす探検家が氷原で救い出した男、ヴィクター・フランケンシュタインは、自らの恐ろしい過去を語りはじめる。生命の秘密を突きとめ、つぎはぎの体に命を吹きこんだ彼は、その姿に恐れをなして逃げ出した。名前も与えられずに捨てられた「怪物」は、やがて言葉を覚え、創造主に自らの孤独を訴える。