ムーン・パレス
新潮文庫
唯一の身寄りの伯父を亡くした大学生が、蔵書を売り尽くし、ニューヨークの公園で暮らすまでに落ちていく。
どん底からの奇妙な出会いと偶然が重なり、月の光のような静かな余韻が残る。
月がきれいに見える夜に。
この本について
1960 年代末のニューヨーク。大学生のマーコは、唯一の身寄りだった伯父を亡くし、遺された千冊を超える本を一箱ずつ読んでは売り、ついにはセントラル・パークで寝起きするまでに落ちていく。友人たちに救われた彼は、車椅子に乗った盲目の老人の世話をする仕事に就く。偶然が偶然を呼ぶ、青春と喪失の物語。