ある一生
CREST BOOKS・約 150 ページ
アルプスの山で暮らした名もない男の、一生をたどる物語。
20 世紀の荒波に揉まれながら静かに生きた日々の、ふとした瞬間が胸に残る。
窓の外に雪が降る夜に。
この本について
アルプスの山とともに生きた一人の男。雪山で遭難したヤギ飼いとの出会いに導かれるように、20 世紀の激しい時代のなかを、誰に知られることもなく生きていく。吹雪の白い静けさに消えた光景が、その人生に残り続ける。大きな出来事ではなく、瞬くような時間の重なりが、読み終えたあとも残る。