アダム・スミス
中公新書・約 300 ページ
市場の自由を説いたとされる経済学の祖を、もう一つの著作の人間観から読み直す本。
規制撤廃の旗印という通説が、道徳の視点から少しずつほどけていく。
経済のニュースに疲れた夜に。
この本について
規制をなくし競争で豊かな国をつくれ。アダム・スミスの『国富論』は、長くそう読まれてきた。だがスミスは本当に無条件にそう説いたのか。本書はもう一つの著作『道徳感情論』に描かれた人間と社会の見方を手がかりに『国富論』を読み直し、秩序と繁栄をめぐる一つの思想としてスミス像を組み直していく。