華氏451度
ハヤカワ文庫 SF・約 300 ページ
本を焼くことが仕事の昇火士が、一人の少女との出会いから、ひそかに本を読みはじめる。
本が禁じられた世界の息苦しさが、いま読んでも少しも古びていない。
本棚を眺めてから眠る夜に。
この本について
本を持つことが禁じられ、見つかれば焼き払われる未来。昇火士のモンターグは、隣の家に住む少女クラリスに、幸せなのかと問われ、自分の暮らしに疑いを抱きはじめる。壁一面のテレビに夢中な妻、焚書を命じる隊長、本の価値を知る老人。考えることを手放した社会の怖さが、詩のような文章で迫ってくる。