虐殺器官
早川文庫・約 410 ページ
世界各地の虐殺の陰に、いつも同じ一人のアメリカ人がいる。その男を追う暗殺部隊の話。
戦争と言葉をめぐる問いを、乾いた一人称で最後まで手放さない。
眠れないほど考えたい夜に。
この本について
テロを防ぐために徹底した管理社会となった先進国と、内戦と虐殺が絶えない後進国。米軍の暗殺部隊に属するクラヴィス・シェパードは、各地の虐殺の陰にいるアメリカ人の言語学者ジョン・ポールを追う。亡き母への罪の意識を抱えた語り手の静かな声が、戦争と言葉と良心をめぐる問いを深めていく。