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ハンチバック

文藝春秋・約 90 ページ

背骨が極度に曲がった女性が、グループホームの自室から言葉を放ち続ける話。

生きるために壊れてきた身体から出る言葉が、強く、容赦なく迫ってくる。

眠れずに強い言葉を求める夜に。

この本について

井沢釈華の背骨は、右肺を押しつぶすほどに湾曲している。両親が遺したグループホームの十畳の部屋で、彼女はあらゆる言葉を外へ送りだす。本を読むことさえ身体を削る営みであり、その身体ごと書く行為が描かれる。書くことの怨嗟と快楽、特権性と欺瞞が、重さと痛快さを同時に連れて残る。

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