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われは熊楠

文藝春秋・約 330 ページ

南方熊楠が、この世の全てを知り尽くそうと学問に生涯を賭けていく物語。

粘菌から夢まで追いかける底なしの好奇心に、読むほうまで引きずりこまれる。

調べものが止まらなくなった夜に。

この本について

慶応 3 年、和歌山に生まれた南方熊楠は、山野で生き物を集め、百科事典を書き写しては諳んじる少年だった。学問で身を立てたい思いは商人の父になかなか届かず、反対を押し切ってアメリカやイギリスへ渡る。在野を貫く研究は認められず、困窮と家族との軋轢が続く。知ることがそのまま生きることだった男の型破りな姿が、鮮やかに残る。

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