64上
文春文庫・約 360 ページ
昭和 64 年の未解決誘拐事件を背に、県警の広報官が組織と記者たちの板挟みになる。
警察の内側の力学がじりじりと描かれ、重たい空気の先に大きな山場が待っている。
腰を据えて読みたい夜に。
この本について
わずか 7 日間しかなかった昭和 64 年に起きた少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」。14 年後、D 県警の広報官・三上は、警察庁長官の視察をめぐって、刑事部と警務部の対立や記者クラブとの衝突に追いつめられていく。家出した娘の行方もわからないまま、彼は組織の中で自分の居場所を問われる。