コンビニ人間
文春文庫・約 170 ページ
18 年間コンビニで働き続けてきた 36 歳の女性が、周りから「普通」を求められる。
淡々とした語りなのに、読み進めるほど「普通」という言葉が揺らいでくる。
仕事帰りの、少し疲れた夜に。
この本について
子どもの頃から「普通」がわからず周りを困らせてきた恵子は、大学時代に始めたコンビニのアルバイトで、初めて世界の部品になれたと感じる。それから 18 年、36 歳で独身の彼女に、家族や友人は結婚や就職をそれとなく求める。そこへ、婚活目的の男・白羽が新人として現れる。静かな語りの奥に、ひやりとする可笑しさがある。