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中動態の世界

シリーズケアをひらく・約 340 ページ

能動と受動の区別から消えた「中動態」を追い、意志や責任の考え方を問い直す哲学書。

失踪事件を追う刑事のような粘りで、一つの文法の謎が依存症の苦しさにまでつながっていく。

自分で決めたのか迷う夜に。

この本について

大学生の頃に中動態を知った哲学者が、長く手をつけられずにいたその行方を調べはじめる。きっかけは依存症の当事者たちの話だった。「意志」や「責任」を持ち出すほど行き詰まる苦しさを前に、スピノザをはじめ多くの哲学と縁を持つ中動態を掘り起こしていく。読み終えると、する・されるの二択が少し揺らぐ。

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