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なにかが首のまわりに

河出文庫・約 320 ページ

異なる文化に育った男女の心の揺れを描く表題作など、12 の物語を収めた短篇集。

過酷な歴史も淡い感傷も同じ筆致で描かれ、友人の話を聞くように入ってくる。

遠い国のことを考えたい夜に。

この本について

表題作は、育った文化の違う男女の気持ちの揺れを描く。ほかの物語でも、文化や歴史、性の違いから生まれる隔たりが細やかにすくい取られる。厳しい社会の状況も、すれ違う感情の淡い痛みも、同じ確かな手つきで書かれている。語りかけるような文体で、遠い土地の暮らしが肌の感覚として届く。

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