ツミデミック
光文社・約 270 ページ
客引きの青年や職を失った元調理師など、行き詰まった日々に揺さぶりが訪れる 6 つの短編。
死んだはずの同級生、古い一万円札と、小さな異物から物語がざわりと動き出す。
眠れずに夜の街を思う夜に。
この本について
大学をやめて夜の街で客引きをする優斗の前に、中学のころ死んだはずの同級生を名乗る女が現れる。仕事を失い家に籠もる恭一は、息子が近所の老人から旧一万円札をもらってきたことで、その家を訪ねる。渦の只中にいる人間の姿をすくい取った全 6 話。読後には、隣にいる誰かの事情がふと気になる。