方丈記
光文社古典新訳文庫・約 150 ページ
災厄と無常を見つめた男が、小さな庵での暮らしを綴った中世の随筆。
人と住まいを軸に語られる生のはかなさが、新しい訳で近く聞こえる。
部屋の狭さが気になった夜に。
この本について
才を持ちながら不遇だった鴨長明は、相次ぐ災厄と生のはかなさを見てきた。人と、人が住む家とを手がかりに世の移ろいを綴り、京都郊外の日野に結んだ一丈四方の庵で、縛られない暮らしにたどり着く。新訳には和歌 10 首と訳者のエッセイも添えられる。読み終えると、自分の住まいを少し違う目で見ている。