舟を編む
光文社文庫・約 350 ページ
出版社の辞書編集部に引き抜かれた不器用な青年が、新しい辞書づくりに長い年月をかける。
言葉一つひとつに向き合う人たちの姿が、可笑しくて、少しまぶしい。
辞書を引いてみたくなる夜に。
この本について
出版社の営業部で浮いていた馬締は、言葉への鋭い感覚を買われ、辞書編集部に引き抜かれる。新しい辞書『大渡海』を完成させるため、仲間たちと用例を集め、語釈を練る日々が十数年続く。下宿先で出会った女性への不器用な恋も、言葉にしようともがく。読み終えると、ふだん使う言葉が一つずつ愛おしくなる。