白鳥とコウモリ上
幻冬舎文庫・約 330 ページ
弁護士殺しの容疑者が自供したあと、被害者の娘と加害者の息子が真相を探り始める話。
立場が逆の二人が、それぞれの父を信じきれずに近づいていく緊張がある。
考えごとが眠りを遠ざける夜に。
この本について
2017 年、東京で善良な弁護士の遺体が見つかり、捜査は 1984 年に愛知で起きた殺人事件とつながる男にたどり着く。男は二つの事件の犯人だと自ら認め、事件は片づいたかに見えた。だが被害者の娘と加害者の息子は、それぞれの父の言葉にどこか引っかかりを覚える。交わるはずのない二人の違和感が、物語を先へ押していく。