82年生まれ、キム・ジヨン
ちくま文庫・約 260 ページ
ある日、別の女性が乗り移ったように話しはじめた女性。その半生が、カルテのように淡々と語られる。
ありふれた出来事の積み重ねが、ひとりの人生にのしかかる重さをはっきり見せる。
家族と話をしたい夜に。
この本について
2015 年の秋、33 歳のキム・ジヨンは、ときどき母や、亡くなった大学の先輩になりきったように話しはじめる。精神科医のカルテという形で、彼女の生まれてから今日までが、淡々とたどられていく。家庭で、学校で、職場で、出産のあとで。ありふれた出来事の一つ一つに、女性として生きる重さが積み重なっていく。
