双頭の悪魔
創元推理文庫・約 700 ページ
大雨で橋が流され、川の両岸に分かれた学生たちが、それぞれ殺人事件に向き合う話。
二つの謎が並んで進み、読者への挑戦が三度差し込まれる、犯人当ての醍醐味。
雨が窓を叩く長い夜に。
この本について
四国の山奥、芸術家たちが暮らす村から仲間のマリアが戻らない。英都大学推理研の面々は大雨の中で村に入ろうとするが、橋が濁流に消え、江神とマリア、望月・織田・アリスは両岸に引き裂かれる。互いに連絡も取れぬまま、どちらの側でも人が殺される。手がかりを積み上げて考え抜く時間そのものが、この本の手ごたえだ。