別れを告げない
エクス・リブリス・約 320 ページ
悪夢に苦しむ作家が友人に頼まれ、大雪の済州島の家へ向かう再生の物語。
歴史に埋もれた人々の痛みを、二人の女性が受け止めていく文章が深く響く。
雪の音に耳を澄ます夜に。
この本について
虐殺を題材に書くうちに悪夢を見るようになった作家キョンハは、家族も職も失い、遺書まで書いていた。そこへ、入院中の友人インソンから、済州島の家の鳥を助けてほしいと頼まれる。母を看取ったインソンが島で 4 年間何をしていたのか、大雪の中でキョンハは知っていく。痛ましい記憶を未来へつなごうとする意志が残る。