ある行旅死亡人の物語
【毎日文庫】・約 280 ページ
尼崎のアパートで孤独死した身元不明の女性の半生を、記者二人が追ったルポ。
わずかな遺品から一人の人生が少しずつ浮かび上がる過程に、静かに引き込まれる。
古い写真を眺めたくなる夜に。
この本について
2020 年 4 月、兵庫県尼崎市のアパートで一人の女性が亡くなった。手元には現金 3400 万円、星形のペンダント、数十枚の写真、珍しい姓の印鑑。警察も探偵も突き止められなかった身元を、二人の記者がわずかな手がかりから辿り、広島へ向かう。名もなき人として扱われた一人の生が、名前を取り戻していく記録である。