エピクロスの処方箋
水鈴社・約 360 ページ
京都の地域病院で働く内科医が、因縁ある教授の父親の難しい症例を任される話。
命を前に、幸福とは何かを静かに考え続ける医師の言葉が残る。
誰かを思い出して眠れない夜に。
この本について
大学病院で将来を期待されながら、ひとりになった甥のために地域病院で働く内科医、雄町哲郎。ある日、大学の准教授から 82 歳の患者を託されるが、それはかつて激怒させた教授の父親だった。古代の哲学者エピクロスの言葉を手がかりに、幸福と快楽の違い、孤独でないことの重さが問われていく。読み終えると、身近な誰かの顔が浮かぶ。